標準化センター

mark626 JBMS推進小委員会‘99年度成果と2000年度活動計画

1.3 JBMS小委員会 委員長 田辺隆
1.3.1 JBMS規格の審議

(a)制定規格

  (1)デジタル印刷機用語

JISで決まっている用語はJISのとおりとする、JISの定義を変更する場合は固有的用語とするなどをエディットした。

  (2)JBMS-64(パーソナル日本語ワードプロセッサー印刷様式)

内容についてのエディットとJBMS-27に基づく修正を行った。 

(b)改正規格

  (1)JBMS-27(日本事務機械工業会規格の作成基準)

1996年7月にJIS Z 8301が国際規格に整合を図るため大幅に改正されたのを機に本規格を改正することになった。

改正に際しての基本的考え方は,次のとおりである。

  1. 本規格のみでJBMSの原案を作成できるようにした。 従来,本規格,JBMS-6JIS Z 8301などを参照しながらJBMS 原案を作成していたが,非常に不便であったので,これらを統合した規格とした。 したがって,JBMS-6(用語規格 の作成基準)は,廃止することにした。
  2. JBMS規格の中に多くある用語規格,仕様書様式規格,性能試験方法規格などの 様式を明確にして本規格の附属書として利用の便を図った。
  3. JBMSの電子化を考慮して作成ソフトについては,MS-WORD V7.0とし,表 紙,目次,本文,附属書などの書式を決定した。JBMS-27をテンプレートとし て使用できるようFDを用意し,各委員会でJBMS原案作成時の使用の便に供す ることにした。

1.3.2 基盤整備活動

(a)JBMS用語データベース活用マニュアルの作成

昨年度作成したJBMS用語のデータベースを活用するためのマニュアルを検討していたが,完成したので,改正したJBMS-27の附属書2(用語規格の作成基準)に規定して管理することにした。

(b)JBMS-TR制度について

JISなどの制度に倣ってJBMS規格にはならないが,各委員会などでまとめた技術的な成果などについてTR制度(技術情報)を設けてはどうかとの提案は受けて検討を開始した。基本的には、JISTR制度に倣って運用基準を定め実施することになる。

(c)標準化委員会ホームページのJBMS目録

標準化委員会のホームページ運営に関連し,JBMS規格の目録を掲載することになったが,JBMS規格のインデックス作成を行った。

1.3.3 2000年度の計画

(a)JBMS規格の国際化対応

国際化に対応しJBMSの中から国際規格として提案できるものを選び推薦していくことを積極的に進める。

(b)JBMS-27の徹底

改正したJBMS-27の活用推進を図るため作成したテンプレート用データとそのFDを各委員会などに配布し原案作成の便に供する。

また,規格を印刷発行し,会員会社などにも配布する。

(c)JBMS規格の無償化の検討

今年度から開始したホームページへのJBMS目録の掲載に関連して,従来有償となっていたJBMS規格の無償化を検討する必要がある。


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