1.4.3 ビジュアルランゲージWG

1)活動概況

@ ・JBMS-12-1999の発行

平成10年度より進めていたJBMA図記号規格JBMS-12の改訂作業を完了し近々、発行の予定。前規格JBMS-12に対し追加、修正、統合、廃止した図記号があり内容は共通21、全般48複写15、印刷13、マイクロ17の計114点。これららIECISO等の国際規格に準拠しかつ線幅等の補正とデザインクォリティの向上を図り、図記号間の整合をとった。
また、名称、適用欄、使用上の注意欄、解説等の文言の見直し、そして用語wgとの整合も図った

A ・複写機-図記号JISB0139改訂作業支援

複写機-図記号JISB0139の改訂作業においてJBMS-12改訂作業の副産物資料(国際規格比較表)が有効活用されそれらの情報を適宜反映することにより他国際規格との整合を図ることができた。またビジュアルランゲージwg委員の協力により効率的に改訂作業が進められた。

B ・図記号基本原則ガイドライン

図記号を新規に制作する上で既存図記号、国際規格等との整合をとるために制作基準となる図記号基本原則ガイドライン」の作成作業を平成11年度10月から着手。既存図記号に対し、図記号基本要素の洗い出しを行い形状分類、意味的分類など色々な分類方法で検討中。

C ・新規図記号提案

各社、現状調査を行っている。現在「手差し」他、デザイン案を検討中。
タイムリーなニーズに応えるべく新規提案を募集中。

D ・JBMA/JBMSのロゴデザイン

現行のJBMAのロゴタイプが他工業会のそれに比べ再考の余地があると思われる為、ビジュアルランゲージwgの専門家集団においてJBMA/JBMSのロゴデザイン案の検討作業を計画中。

2)主要成果

@ ・JBMS-12-1999の発行

JBMA図記号規格JBMS-12-1999の発行。データはCD-ROM内に格納。
(内容はPDFデータでA4一点一葉形式で図記号114点他。
またMacイラストレータデータで応用図記号も含めた全図記号データ。)
図記号は従来の清刷形式から
CD-ROMデータに変更し、利便性を図った。

A ・複写機-図記号JISB0139改訂作業支援

複写機-図記号JISB0139-20002000年4月以降、発行される予定。   

B ・図記号基本原則ガイドライン

図記号基本要素を「矢印」を含め8要素に大分類し更なる分類形態を検討中。

C ・新規図記号提案

「手差し」デザイン案が数案提案され検討中。各社新規提案を調査中。

D ・JBMA/JBMSのロゴデザイン

ビジュアルランゲージwg参加8社よりロゴデザイン案を募集し30点以上の案より20002月時点で11案に絞り込む。更なるレベルアップの為にデザイン案の再募集を計画中。

3)今後の活動

@JBMS-12図記号規格メンテナンス作業
 
次のJBMS-12改訂の為に改善点、問題点等の洗い出しを随時行う。

A図記号基本原則ガイドライン
 更なる分類形態の検討とガイドラインフォームの案出し。
 平成
12年度内に小冊子の形態で発行する予定。

B新規図記号提案
 
既に提案が上がっているデザイン案の制作とその規格化による標準化。
 更に各社の新規提案を随時調査検討する。

CJBMA/JBMSのロゴデザイン
 事務機工業会からの正式な要請に基づき既に提案されているデザイン案を生かし活動を進めていく。

D他工業会との交流
  2000421日、CIAJ図記号WGとジョイントミーティングの予定。
 
機会があれば他の工業会の図記号WGと積極的に交流を図る予定。